超小型温度・深度ロガーDST micro
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酸化アルミニウム+エポキシ仕様
(体内埋め込み用 T型のみ)


酸化アルミニウム仕様
(水産・海洋用 T型,TD型から選択)

DST microシリーズは、8.3mm(径)、25.4mm(長)、空中重量3.3gの超小型温度・深度ロガーです。メモリ容量は全測定項目合計43,477データで、電池寿命は10分インターバルでおよそ18ヶ月になります。メモリは不揮発性EEPROMを採用しており、内部バッテリーが尽きてもデータが無くなることはありません。また専用のコミュニケーションボックスからもロガーに電源を供給しますのでデータ回収にも問題ありません。

DST micro-Tは温度の1チャンネルのみですが、筐体は体内埋め込み用と水産・海洋用の2種類があります。酸化アルミニウムと(生体適合性)エポキシで作られた体内埋め込み用は、小さな動物や魚に埋め込むのに理想的です。また、熱研究用に、狭い場所や小さな荷物、小びん等にはめ込むこともできます。酸化アルミニウムのみで作られた水産・海洋用モデルは、1000mまでの耐圧機能を有していますので、魚や海洋生物へのタグ付けのみならず化学製品などの液体の温度を測定するのにも適しています。

アプリケーションとして、
  ●前臨床試験、安定性と毒性試験
  ●薬品の包装と品質管理
  ●海洋生物学
  ●魚類や海洋動物の体温モニタリング(体内への埋め込み)
など様々な用途にご利用いただけます。

DST micro-TDは、温度・深度の2チャンネルデータロガーです。筐体は酸化アルミニウム製で、小さな魚や海洋動物への取り付けが可能です。調査内容に合わせて150、300、1000mまでの3つの深度レンジを用意しています。

設定及び解析用ソフトウェアは別売ですが、アップグレードはWeb上から無償にて行えます。対応OSは、マイクロソフト社Windows Vista、7、8.1、10の日本語版になります。

アプリケーションとして、
  ●魚類や海洋動物のタグ付け(体外又は開腹しての埋め込み)
  ●海洋生物学
  ●農業および家畜研究プロジェクト
  ●液体、小びん等の温度と圧力測定
  ●製薬研究
温度と圧力のデータが必要とされる他のフィールドなど様々な用途にご利用いただけます。


総合カタログPDFダウンロード(2.06MB)
  特  徴
 □ 小型(8.3mm径×25.4mm長)
 □ 軽量(水中重量1.9g)
 □ 温度・深度の2項目測定(DST micro-TD型)
 □ 12ビット分解能
 □ 生体適合性に優れた材質
 □ 最大深度1,000m
 □ 不揮発性メモリ(内部バッテリーが尽きてもデータを保持)
  仕  様
DST micro-T(温度) DST micro-TD(温度・深度)
温度 測定範囲注1) +5℃〜+45℃(体内埋め込み用)
-2℃〜+40℃(水産・海洋用)
-1℃〜+40℃
精度 ±0.2℃
分解能 0.032℃
応答速度 8秒(63%応答)
深度 測定範囲注2) 耐圧1000mまで(水産・海洋用) 1m〜150m、1m〜300m、5m〜1,000m
精度 - ±0.6%FS
分解能 - 0.08%FS
A/D変換 12ビットデジタル変換
サンプリング間隔 1秒〜90時間(1秒単位で設定可能)
インターフェース RS-232C、又はUSB(USB変換コネクタケーブルを介して)
メモリ 容量 43,477データ(1項目のみ) 21,500サンプル(1項目当たり)
43,688データ(2項目合計)
形式 不揮発性EEPROM
保持期間 25年
バッテリー寿命 28ヶ月注3) 28ヶ月注4)
内部時計 精度月差±1分
ハウジング材質 酸化アルミニウム及び
生物適合性エポキシ
又は酸化アルミニウム(水産・海洋用)注1)
酸化アルミニウム
ハウジング寸法 8.3mm(径)×25.4mm(長)
ハウジング体積 1.4cm3
重量 空中 3.3g
水中 1.9g
取り付け穴 0.5mm径 0.5mm径
注1)micto-T型の体内埋め込み用は、校正温度を0℃〜+45℃に変更することも可能です。
注2)測定範囲外でのご使用は、深度センサーやフランジが破損する恐れがあります。必ず範囲内でのご使用をお願いします。
注3)サンプリング間隔を10分以上で設定した場合になります。尚、電池交換はできません。
注4)サンプリング間隔を10分以上で、温度及び深度を同時に記録した場合になります。尚、電池交換はできません。
  ソフトウェア

(Seastar) (Mercury)
ソフトウェアは、水産や工業用のSeaStar、医薬品用のMercuryの2種類を用意しています。前者DSTシリーズ全てのタグの設定及び解析、後者はDST nano-T、DST micro-T、DST milli-T、DST centi-T、HRTの設定及び解析が行えます。

サンプリング間隔は常に一定、或いは複数のサンプリング間隔を組み合わせる、マルチプルインターバルの二通りの方法があります。後者は最大7通りのサンプリング間隔が設定でき、季節変動など周期性のあるのものに使うと便利です。

新たに必要なデータを優先的にメモリに保存するプライマリー機能が加わりました。これは例えば、温度・深度の2項目のタグについて、深度が変わらないことが判っている場合には温度を優先して温度データ10回に深度データ1回とすることで従来の1.8倍計測時間を延長するものです。

主な機能
  ●二通りのサンプリング間隔
  ●複数のデータ保持方法
  ●オフセット値の変更
  ●グラフ表示機能
など

計測されたデータは、コンピュータにダウンロードされない限り新規に設定はできませんので、うっかりミスによる喪失はありません。ダウンロードされたデータは自動的にハードディスクに保存され、ファイル名は記録回数で制御されますので、名前の重複はありません。また、グラフは、ビットマップファイル(bmp)やウィンドウズメタファイル(wmf)方式で保存できます。


ソフトウェアアップデート
※オリジナルのソフトウェアがインストールされていることが条件になります。  
  コミュニケーションボックス
DSTシリーズのタグとコンピュータ間の通信は、右図のコミュニケーションボックスを介して設定及びデータ回収を行います。コミュニケーションボックスは、タグの直径に合わせて次の四種類を用意してあります。

  ●タグ径6mm用(DST nano用)
  ●タグ径8.3mm用(DST micro用)
  ●タグ径13mm用(DST milli用)
  ●タグ径15mm用
(DST-CTD、centi、pitch&roll、compass、comp-tilt、magnetic用)


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