SUV-150B型は、測定波長280~600nmでスペクトル分解能0.63nmを有した全天放射照度計です。全自動で極端な天候にも耐えるよう耐候性の設計がなされています。1987年NSFプロジェクトとして南極大陸におけるオゾン欠損量に関する調査をしています。現在、McMurdo(Antarctica)、Palmer(Antarctica)、South Pole(Antarctica)、Ushuaia(Argentina)、San Diego(California USA)、Barrow(Alaska USA)、Summit(Greenland)の7箇所に紫外線モニタリングネットワークを構築し、現在に至っています。

SUV-150B型は、ツェルニーターナー型ダブルモノクロメータを採用しています。光はテフロン製拡散板を介して取り込まれ、焦点距離150mm、F値4.4の分光器、ツェルニーターナーダブルモノクロメータで単一波長に分けられ、バイアルカリPMTで計測されます。また、分光器には独立した二つのステッピングモータにて回折格子を駆動しており、高波長精度、高速駆動を実現しました。

信頼性向上の為に、内部には熱電ヒーター/クーラーを備え器内温度が±1ºC以内になるよう制御しています。また長期のデータ品質の向上として水銀光源とタングステンハロゲン光源を内蔵し、波長と反応度の確認や定期的に絶対校正を行います。




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