超小型温度・深度・電導度ロガーDST CTD
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DST CTはセラミック製の強固なボディに温度、電導度の2チャンネル、DST CTDは温度、深度、電導度の3チャンネルセンサーを内蔵した世界で最も小さいデータロガーです。

メモリ容量は、1測定項目当たり87,000サンプル数あり長期間の測定にも対応できます。また、不揮発性EEPROMを採用しており、内部バッテリーが尽きてもデータが無くなることはありません。データ回収は専用のコミュニケーションボックスで無線通信を行います。

設定及び解析用ソフトウェアは別売ですが、アップグレードはWeb上から無償にて行えます。対応OSは、マイクロソフト社Windows Vista、7、8.1、10の日本語版になります。

アプリケーションとして、
  ●魚や海洋動物の生態調査    魚類学
  ●海洋学            ●海洋生物学
  ●水理学            ●生態系調査
など様々な用途にご利用頂けます。

【電導度測定範囲について】
DST CTDには、海水用として3-37mS/cm(タイプ1型)と15-50mS/cm(タイプ2型)、汽水域用の0.5-5mS/cm(タイプL型)の3種類があります。塩分は電導度と温度の組み合わせです。DST CTDは基本的には電導度記録計で,それをもとに塩分を計算します。それぞれのレンジの温度と塩分の関係は上記タイプ名をクリックすることで表示できます。

タイプ1型と2型の電導度の正確度はフルスケールに対し4%(FS)で、精確度は1%FSであるのに反し、汽水域用のタイプL型は正確度6%FS、精確度2%FSとやや悪くなります。塩分値は計算値の為、電導度の正確度に影響を受けます。ゆえに塩分値の正確度と精確度は電導度に従います。具体的にはタイプ1型、2型では正確度4%FS、精確度2%FS、タイプL型は順に6%、2%になります。
温度によって正確度と精確度の値は変わります。温度による塩分の測定範囲と正確度の変化は、次のタイプ名をクリックすることで図を表示します。タイプ1型タイプ2型タイプL型

【注意点】
電導度センサーは非常に感度が高く、測定正確度は生物付着により影響を受けます。 製造欠陥ではなく、 生物付着による塩分測定値の不確かさは保証対象外となります。SeaStarソフトウェアでは、汚れ等に対するオフセット値の変更が行えます。
総合カタログPDFダウンロード(2.06MB)
  特  徴
 □ 小型(15mm径×46mm長)
 □ 軽量(水中重量13g)
 □ 温度・深度・電導度の3項目測定
 □ 12ビット分解能
 □ 生体適合性に優れた材質
 □ 最大深度 2500m
 □ 不揮発性メモリ(内部バッテリーが尽きてもデータを保持)
  仕  様
DST CT
(温度・電導度)
DST CTD
(温度・深度・電導度)
温度 測定範囲 -1℃〜+40℃
精度 ±0.1℃
分解能 0.032℃
応答速度 20秒(63%応答)
深度 測定範囲注1) 2,500mまで
(ハウジング耐圧)
1m〜100m、5m〜500m、
5m〜1,200m、10m〜2,400m注2)
精度 - ±0.6%FS
分解能 - 0.03%FS
電導度 測定範囲注3) 0.3〜5mS/cm、3〜37mS/cm、 13〜50mS/cm、13〜63mS/cm
精度 ±1.5mS/cm
分解能 0.01mS/cm
塩分 測定範囲 選択した電導度による
精度注4) ±1PSU
分解能 0.02PSU
サンプリング間隔 1秒〜90時間(1秒単位で設定可能)
インターフェース RS-232C、又はUSB(USB変換コネクタケーブルを介して)
メモリ 容量 130,826データ(2項目同時計測時) 87,217データ(3項目同時計測時)
形式 不揮発性EEPROM
保持期間 25年
バッテリー寿命 4年注5) 4年注6)
内部時計 精度月差±1分
ハウジング材質 酸化アルミニウム
ハウジング寸法 15mm(径)×50mm(長)
ハウジング体積 8.1cm3
重量 空中 21g
水中 13g
取り付け穴 0.9mm(径)
注1) ご注文時、上記の深度測定範囲から選択して頂く必要があります。
注2) 測定範囲外でのご使用は、深度センサーやフランジが破損する恐れがあります。必ず範囲内でのご使用をお願いします。
注3) ご注文時、上記の電導度測定範囲から選択して頂く必要があります。13〜63mS/cmは、オプション料金がかかります。
注4) 24℃時のときの仕様になります。
注5) サンプリング間隔を10分以上で、温度及び電導度を同時に記録した場合になります。尚、電池交換はできません。
注6) サンプリング間隔を10分以上で、温度及び深度、電導度を同時に記録した場合になります。尚、電池交換はできません。
  ソフトウェア

(Seastar)
SeaStarソフトウェアは、DSTシリーズの全てのタグの設定及び解析が行えます。サンプリング間隔は常に一定、或いは複数のサンプリング間隔を組み合わせる、マルチプルインターバルの二通りの方法があります。後者は最大7通りのサンプリング間隔が設定でき、季節変動など周期性のあるのものに使うと便利です。

新たに必要なデータを優先的にメモリに保存するプライマリー機能が加わりました。これは例えば、温度・深度の2項目のタグについて、深度が変わらないことが判っている場合には温度を優先して温度データ10回に深度データ1回とすることで従来の1.8倍計測時間を延長するものです。

主な機能
  ●二通りのサンプリング間隔
  ●複数のデータ保持方法
  ●オフセット値の変更
  ●グラフ表示機能
など

計測されたデータは、コンピュータにダウンロードされない限り新規に設定はできませんので、うっかりミスによる喪失はありません。ダウンロードされたデータは自動的にハードディスクに保存され、ファイル名は記録回数で制御されますので、名前の重複はありません。また、グラフは、ビットマップファイル(bmp)やウィンドウズメタファイル(wmf)方式で保存できます。


ソフトウェアアップデート
※オリジナルのソフトウェアがインストールされていることが条件になります。  
  コミュニケーションボックス
DSTシリーズのタグとコンピュータ間の通信は、右図のコミュニケーションボックスを介して設定及びデータ回収を行います。コミュニケーションボックスは、タグの直径に合わせて次の四種類を用意してあります。

  ●タグ径6mm用(DST nano用)
  ●タグ径8.3mm用(DST micro用)
  ●タグ径13mm用(DST milli用)
  ●タグ径15mm用
(DST-CTD、centi、pitch&roll、compass、comp-tilt、magnetic用)


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ケー・エンジニアリング株式会社 
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