超小型温度・深度・3軸傾斜/コンパスロガーDST magnetic型 |
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DST magneticは、従来のスターオッディ社製品同様に砲弾型の外装に、温度・深度・3軸傾斜/コンパス・磁気強度のデータを記録する超小型ロガーです。
DST magneticが開発されたのは、北極上の真の方位、例えば地学上の北極(True North)が極北極(Magnetic North)とは地磁気のせいで違うからで、値を知る為にこの方向の地磁気と三方位を計測し記録する必要があるからです。
DST magneticの長所は、磁気強度の測定から、相対的な磁場ベクトルが計算されることです。磁気強度として3本目のベクトルがあることで、傾斜補償だけに頼るコンパス向き測定ではないので、水平状態から傾いてもより正確に測定できます。
メモリ容量は、4項目測定当たり26,158サンプル数あり長期間の測定にも対応できます。通常コンパス及び傾斜、温度、深度データの4項目を同時に記録しますが、コンパスと傾斜、温度と深度の各々の異なった周期でデータを記録することで、メモリを有効に使用することも可能です。記録したデータは、測定毎にタイムスタンプと一緒にタグに内部メモリに保存されます。
また、不揮発性EEPROMを採用しており、内部バッテリーが尽きてもデータが無くなることはありません。データ回収は専用のコミュニケーションボックスで無線通信を行います。
設定及び解析用ソフトウェアは別売ですが、アップグレードはWeb上から無償にて行えます。対応OSは、マイクロソフト社Windows Vista、7、8.1、10の日本語版になります。
アプリケーションとして、
●海洋学
●海洋生物学
●魚類学
●水理学
●生態系調査
など様々な用途にご利用頂けます。
総合カタログPDFダウンロード(2.06MB)
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特 徴 |
□ 小型(15mm径×46mm長) |
□ 軽量(水中重量12g) |
□ 3軸コンパス、3軸傾斜位置情報 |
□ 生体適合性に優れた材質 |
□ 最大深度3,000m |
□ 不揮発性メモリ(内部バッテリーが尽きてもデータを保持) |
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DST magnetic |
温度 |
測定範囲 |
-1℃〜+40℃ |
精度 |
±0.1℃ |
分解能 |
0.032℃ |
応答速度 |
20秒(63%応答) |
深度 |
測定範囲注1) |
10cm〜50m、10cm〜100m、1m〜270m、 5m〜800m、5m〜1,500m、10m〜2,000m、10m〜3,000m |
精度 |
±0.4%FS(50mから270mの測定範囲を選択した場合) ±0.6%FS(800mから3,000mの測定範囲を選択した場合) |
分解能 |
0.03%FS |
傾斜 |
測定範囲 |
±90°(180°スパン) |
精度 |
±3° |
分解能 |
0.2° |
コンパス |
測定範囲 |
16ポイント |
精度 |
±15°(水平に置いた状態で) |
分解能 |
1° |
(磁界強度) |
測定範囲 |
0〜2ガウス |
精度 |
±100nT |
分解能 |
30nT |
A/D変換 |
12ビットデジタル変換(温度・深度) 14ビットデジタル変換(コンパス・傾斜) |
サンプリング間隔 |
1秒〜90時間(1秒単位で設定可能) |
インターフェース |
RS-232C、又はUSB(USB変換コネクタケーブルを介して)
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メモリ |
容量 |
26,158データ(温度・深度・傾斜・方位を同時に計測した場合) |
形式 |
不揮発性EEPROM |
保持期間 |
25年 |
バッテリー寿命 |
3年注2) |
内部時計 |
精度月差±1分 |
ハウジング材質 |
酸化アルミニウム |
ハウジング寸法 |
15mm(径)×46mm(長) |
ハウジング体積 |
8.1cm3 |
重量 |
空中 |
19g |
水中 |
12g |
取り付け穴 |
0.9mm(径) |
注1)ご注文時、上記の深度測定範囲から選択して頂く必要があります。 |
注2)サンプリング間隔を10分以上で、コンパス及び傾斜、温度、深度を同時に記録した場合になります。尚、電池交換はできません。 |

(Seastar)
SeaStarソフトウェアは、DSTシリーズの全てのタグの設定及び解析が行えます。サンプリング間隔は常に一定、或いは複数のサンプリング間隔を組み合わせる、マルチプルインターバルの二通りの方法があります。後者は最大7通りのサンプリング間隔が設定でき、季節変動など周期性のあるのものに使うと便利です。
新たに必要なデータを優先的にメモリに保存するプライマリー機能が加わりました。これは例えば、温度・深度の2項目のタグについて、深度が変わらないことが判っている場合には温度を優先して温度データ10回に深度データ1回とすることで従来の1.8倍計測時間を延長するものです。
主な機能
●二通りのサンプリング間隔
●複数のデータ保持方法
●オフセット値の変更
●グラフ表示機能
など
計測されたデータは、コンピュータにダウンロードされない限り新規に設定はできませんので、うっかりミスによる喪失はありません。ダウンロードされたデータは自動的にハードディスクに保存され、ファイル名は記録回数で制御されますので、名前の重複はありません。また、グラフは、ビットマップファイル(bmp)やウィンドウズメタファイル(wmf)方式で保存できます。
ソフトウェアアップデート
※オリジナルのソフトウェアがインストールされていることが条件になります。
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DSTシリーズのタグとコンピュータ間の通信は、右図のコミュニケーションボックスを介して設定及びデータ回収を行います。コミュニケーションボックスは、タグの直径に合わせて次の四種類を用意してあります。
●タグ径6mm用(DST nano用)
●タグ径8.3mm用(DST micro用)
●タグ径13mm用(DST milli用)
●タグ径15mm用
(DST-CTD、centi、pitch&roll、compass、comp-tilt、magnetic用)
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